クールな君と甘々な君
「はいはーい、やるよー。」
「まずはカラコンねー。んー咲夜ちゃんはふんわりとした感じだから……程よいブラウンがいいわね!」
カラコン…いや、別になれてんだけど…学校ですることってないから…
「咲夜ちゃんカラコン入れれる?」
「あ、うん。休日は度ありのカラコン入れてるから」
そう、私は学校では縁が大きい黒縁メガネなのだ
もう地味でしかない…
「へー、普通逆じゃない?笑 普通は学校でカラコンで、家ではメガネーじゃない?笑」
「そ、そーなのかな?」
考えたことなかったや
カラコンを入れてからは黙々とメイクをされていく私の顔面←
そして、1時間後
「よし!完成!」
そう言われて鏡を渡された
「っ……こ、これ、私?」
鏡には私じゃない子が映っていた
目はパッチリ二重に。
まつ毛はナチュラルにファッサリと…。
頬はほんのりピンク。
唇は程よくキラキラしてて、プルンプルンに。
髪の毛もやってくれて、私も髪の毛は神楽ちゃんより少し短いだけだからまぁまぁ長さはある。
それを上手く、お団子にして、全部まくのではなく、少しの長さを残して、お団子ツインテールに。
部分に私の好きな青とグレーが入っていて…なんかもう…本当にメイド喫茶で働いてそう…
「どう?可愛いくなったでしょ!」
「うん!私じゃないみたい!!」
「そんなことないよ!ガッツリメイクっぽいけど、咲夜ちゃんは元がいいからほぼナチュラルだよ!あ!無自覚な咲夜ちゃんだから言っとくけど!」
「え?な、なに?」
「「私の顔は全然元、良くないよ〜!」とか言わないでね!このお母さんとお父さんがヘアメイクアーティストの私が言うんだから!自信もって!!」
「あ、う、はい…」