クールな君と甘々な君


「あぁ!!!!!!」


「んな!?」


私は菜乃花の大きな声でびっくりしたあと


「な、なに←」


菜乃花が大きな声を出した理由を聞いた



「肝試しよ!き!も!だ!め!し!」


いや、二回言われなくてもわかるって…



「肝試しがどうかしたの?」


そしたらあからさまにため息をついた菜乃花



え←



「わかってない!咲夜は全くわかってない!」


「あ、あの…?ナノカサン?」


何をそんなに怒っていらっしゃる…?



「肝試し=女子は怖がる!でしょ!」


「いや、誰がそんなこと決めた…っ」


菜乃花さん顔が、こ、こわいです…


「いい?!咲夜は唯一オバケが嫌いなの!それは分かってるわよね?!」



「は、はい…」


そうなの…私こんな女子力の欠けらも無いけど…実はオバケや雷がマジ無理なんです…


あれは人間が体験しちゃいけないものだよ…



「そ、それで肝試しでなにを…?」


「そんなの決まってるでしょ!」


え、なにを


「きゃっ!こわい!みやび!怖いよ〜!って怖がるのよ!」


「え、ぇぇ…」


みやびに相手にされない気が…


「大丈夫!そこのところは大丈夫!」


なんか私を信じて!みたいな感じに言われても…


「とりあえず言葉なんかどうでもいい!怖がるのよ!いい?!」


「は、はい…!」


あ、圧が…

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