ないとめあ☆ばすたーず
タイトル未編集
【プロローグ】
あなたはおばけや妖精なんていう非科学的なものがあると思いますか?
答えは単純、そんなものないだろう。
…そう、ついさっきまで信じていた。
『私と一緒に悪夢退治をしようよ!』
……話は数時間前に遡る。
高校生2年生の新学期、
わいわいと騒いでいる生徒を横目で見ながらため息をついた。
クラス替えとか、新学期とか。別にそんなのどうでもいい。自分には関係の無いことだ。
『私立夢咲学園』
そう書かれた校門をくぐり、クラス替えの名簿が書かれたパネルを見、新しい教室へと足を運んだ。
ここ、私立夢咲学園は世間で言う「金持ちが通う学校」だ。
自分の両親も業界ではなかなか有名な医者らしく、自分もこの学校に通わされるようになった。
今日帰ったらなんのゲームやろうかな、なんてくだらないことを考えていると、
『ふにっ』
何かが体に当たったその瞬間、俺は体のバランスを支えきれずに後ろに倒れた。途端、目の前にいる人物と目が合う。
目の前にいたのは、銀髪で青目という他の生徒とは明らかに違う容姿の女子生徒だった。
「神無月 玲愛」この学校に通っている生徒なら、絶対に聞いたことのある名前だ。
容姿端麗、成績優秀、おまけに運動神経もいい。ハーフなようで、銀髪に青目という目を引くような顔立ちをしている。
玲愛、れあという名前から本当にレアな美少女だ、と誰かが噂していたような。ファンクラブも存在するらしい。
「あ…ごめん」
神無月玲愛はそういうと、首を傾げた。
「えっと……誰??」
「…三井信明」
「ぁあ、そうなんだ。見かけない顔だと思って。引き止めちゃってごめんね、私急いでるから、じゃあ。」
彼女はそういうとたたた、と走って行って、そのまま『2ーB』と書かれた教室に入っていった。
続いて自分もその教室に入ると、黒板に書かれている座席表を見、自分の席へと座った。
窓側の、1番奥。この学校は生徒数が少なく学年では約2クラスしかなく、おまけに自分は「三井信明」という名前だから出席番号は1番うしろだった。
神無月玲愛は前の方の席だ。
友達と談笑するわけでもなく、静かに読書をしている。
…何故だか、その後ろ姿から目を話せずにいた。
あなたはおばけや妖精なんていう非科学的なものがあると思いますか?
答えは単純、そんなものないだろう。
…そう、ついさっきまで信じていた。
『私と一緒に悪夢退治をしようよ!』
……話は数時間前に遡る。
高校生2年生の新学期、
わいわいと騒いでいる生徒を横目で見ながらため息をついた。
クラス替えとか、新学期とか。別にそんなのどうでもいい。自分には関係の無いことだ。
『私立夢咲学園』
そう書かれた校門をくぐり、クラス替えの名簿が書かれたパネルを見、新しい教室へと足を運んだ。
ここ、私立夢咲学園は世間で言う「金持ちが通う学校」だ。
自分の両親も業界ではなかなか有名な医者らしく、自分もこの学校に通わされるようになった。
今日帰ったらなんのゲームやろうかな、なんてくだらないことを考えていると、
『ふにっ』
何かが体に当たったその瞬間、俺は体のバランスを支えきれずに後ろに倒れた。途端、目の前にいる人物と目が合う。
目の前にいたのは、銀髪で青目という他の生徒とは明らかに違う容姿の女子生徒だった。
「神無月 玲愛」この学校に通っている生徒なら、絶対に聞いたことのある名前だ。
容姿端麗、成績優秀、おまけに運動神経もいい。ハーフなようで、銀髪に青目という目を引くような顔立ちをしている。
玲愛、れあという名前から本当にレアな美少女だ、と誰かが噂していたような。ファンクラブも存在するらしい。
「あ…ごめん」
神無月玲愛はそういうと、首を傾げた。
「えっと……誰??」
「…三井信明」
「ぁあ、そうなんだ。見かけない顔だと思って。引き止めちゃってごめんね、私急いでるから、じゃあ。」
彼女はそういうとたたた、と走って行って、そのまま『2ーB』と書かれた教室に入っていった。
続いて自分もその教室に入ると、黒板に書かれている座席表を見、自分の席へと座った。
窓側の、1番奥。この学校は生徒数が少なく学年では約2クラスしかなく、おまけに自分は「三井信明」という名前だから出席番号は1番うしろだった。
神無月玲愛は前の方の席だ。
友達と談笑するわけでもなく、静かに読書をしている。
…何故だか、その後ろ姿から目を話せずにいた。
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