【完】お前は俺の彼女
「僕は長男でも、この家を継ぐ気がなかった。病弱を言い訳にして、逃げようと思った。








でも沙英ちゃんが関わってくると、話は別だよ」







「…………………」








爽太は、ずっと黙ったままだった







「爽太だって、そうでしょ?沙英ちゃんが欲しいがために、跡継ぎの座を狙ってるんでしょ?





それにふさわしい男になったら、沙英ちゃんが自分のことを選んでくれると思って」








「…………………そうだよ」
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