【完】お前は俺の彼女
「………………沙英ちゃん」










不意に、呼ばれた









「はい」









「………………考え事してるでしょ?」









「えっ!?」









「クスクス」









私の反応に、爽良さんは笑った









「爽太でしょ?」









「っ!」









「いいんだよ?自分の気持ちに、嘘つかなくても」









爽良さん、気づいて………………











「…………沙英ちゃんの気持ちを、話して」










「…………………」
< 431 / 458 >

この作品をシェア

pagetop