愛を知らない一輪の花

「まだ時間もありますから考えておいて下さいよ!今年こそは!」


「はい。ありがとうございます。、、、少し考えてみます。」


そこで休憩室のドアを荒めにノックする音が聞こえた。


「休憩中に悪い。生花スタンドがこのペースじゃ間に合わない。2人とも生け込みに入ってくれ。」


2人で顔を見合わせて慌てて支店長の後を追って、作業場へと急いだ。









< 12 / 259 >

この作品をシェア

pagetop