愛を知らない一輪の花


「ああ、、!本当に百合ちゃん!貴方って。」

「そうなのよね!うちの息子にお嫁に来てくれないかしら、、、本当にもう、、、イヤうちのドラ息子なんて夢のまた夢なんだけど。」


気持ちは伝わったようでホッとしたが、なぜか2人は息子の嫁にと盛り上がっている。


そのあと2人は暫く盛り上がってからそれぞれ花の配送と斎場への搬入に向かっていった。











時刻は午後5時前。
通夜の1時間前にはどうにか全ての生花スタンドを搬入できそうだ。


数の最終確認を終え、一息ついたところで電話が鳴った。


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