愛を知らない一輪の花

店の閉店時間になり、3人で片付けていく。
さすがに今日は少し疲れてしまった。

ディスプレイを店内に直していると2人に声をかけられた。


「斉藤さん、今日は本当にありがとうございます。助かりました。、、、勉強不足で恥ずかしい限りです。もっと頑張ろうって思いました。、、、今度綺麗なリボンの作り方、教えて下さい!」

「狡い!私もいいですか?!それとあのシャボンフラワーのラッピング!凄い可愛かったですもん。」

興奮する2人。


「勉強不足だなんて!お2人の手際の良さに感動しました。店内を常に見られていて、何度もフォローをして頂き、こちらこそ本当にありがとうございました。またご指導してください。」

笑顔でお礼を言う。
少しだけ本店スタッフと近づけた気がした。

2人と笑顔で挨拶を交わし、残って業務日報を書いていく。
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