愛を知らない一輪の花

そんな百合の声がけに、更に冷たい表情で睨みつける。


「貴方、、、社長の何?恋人、、じゃないわねよね?あぁ、セフレってやつ?」

優香の言葉にフリーズする。

「噂には聞いていたのよ?その容姿でオトコを手玉に取ってるって。身体を武器に迫ったの?あの堅物な社長を。確か駅前支店長の透さんもやたら貴方を気に掛けてたわね。そっちとも身体の関係?」


何を言われているのか、一瞬わからなかった。
頭をフル回転させ必死に弁解する。


「誤解です!!社長とはそんな仲では無くて、関係ありません!支店長とも無関係ですっ!」

「白々しいわね?昨日出張帰りに見たの。、、、貴方が社長と抱き合ってる所。」



昨日の、、、あれだ。まさか見られていたなんて。黙り込んで下を向いた。
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