愛を知らない一輪の花
そんな蓮の言葉を聞いて、透と由美子は顔を見合わせ表情を歪ませる。
「それって、、。もしかして、、。」
「、、、確実にそうだろうな。てか、お前らどうなってんだよ。」
透の呼びかけに、小さく答えた。
「付き合ってる。今は一緒に俺のマンションで暮らしてる。」
「なら、なんでこんな噂がたったんだよ。」
「百合は隠したがってた。、、、それにまだ相手が男と決まったわけじゃない!電話でお世話になっていた人と食事に行くと言っていた。施設の方じゃないか?!連絡を入れてみる。」
蓮は藁にもすがる思いで
ある人物に電話を掛けた。