愛を知らない一輪の花
身体を撫でられ、ゾクりと鳥肌が立つ。
どんどん進む行為に目を瞑って耐える。優しく包み込む腕も、体温も、囁く声も、全てが違って涙が止まらない。自分本位の行為。痛みしか感じない。誰と比べてるのか、、、認めてしまいそうになる。
身体は許しても、キスだけは拒否した。自分でも分からない。でもそれだけはどうしても駄目で身体が、、、心が拒否した。
専務は欲を吐き出し、スッキリした顔ですぐに眠りについた。
熟睡している専務を確認すると、急いでトイレに駆け込んだ。
セックスという行為に、吐き気が止まらない。
最中もずっとそうだった。
こんな事、初めてで戸惑ってしまう。