愛を知らない一輪の花




「百合、、、もっと呼べよ、、。」

切ない蓮の声に震える。激しくなるベットの軋む音。

「あぁ、、っれんさっんんっ、、蓮っ。」




果てては、繰り返し求められる行為。今時間が何時なのかも分からない。電気を点けなくてもお互いがしっかりと見える。羞恥心など微塵も感じない。



蓮に求めて貰えた喜びと、罪悪感で百合は意識が薄れていった。
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