愛を知らない一輪の花
「そのままの意味だよ。私は楽しませて貰ったよ。、、、少し冗談で脅したら、簡単に抱かせてくれたよ。ふっ、泣いてる顔も可愛かったな。シーツを握りしめて、痛みに歪める顔もなかなか良かった。、、、ただキスだけは嫌がっていたな。」
そんな言葉を聞いて、低い声でつぶやく。
「、、、貴方でしたか。」
蓮は立ち上がり、常務を見下ろす。
「ホワイトシティーホテルとは、一切の取り引きを辞めさせていただきます。今後、2度とここへは来ないで頂きたい。」
凄まじい蓮の殺気に、冷や汗が出る。
「き、君!自分の立ち場を分かっているのか?!うちみたいな大きい仕事を蹴るだなんて、、、頭が可笑しいのか?!」