愛を知らない一輪の花
「あぁ。いい加減諦めてくれるといいんだか。こっちも持ってかれるとかなり困るしな。
まあ、、、その為に立ち上げた会社だ。気持ちはわからなくはないが。」
透の考え込む様な表情に驚きつつも案件の内容がわからない為、どう言葉を返していいのか困ってしまう。
「えぇっと、、、私にお手伝い出来る事があればいつでも言って下さい!」
そんな百合の言葉に少し困っているような優しい顔で頭に手を置く。
「そうだな。その時は頼む。」
「お任せ下さい!」
そうこうしている間に百合の家の付近だ。
「お前のアパート。そこの角の所だっか?」