愛を知らない一輪の花

「はい。でも午前中予定もありませんし。明日の午前中は手が空いている人もいないので、私が一緒行きます。2人で準備すれば、早く搬入も終わります。」


「先週も休日出勤で明日で14連勤じゃないか?上から文句も出てる。あまり働かせすぎるなって。」

「でも、相良さんもその後に次の日の打ち合わせもありますから、搬入が長引いてしまえばお客様にご迷惑をかけてしまいます。明日は早めに切り上げて帰りますから!お願いします。」




必死に頭を下げる百合の姿に
はぁ、と溜息をついた。


「、、、分かった。ただし、明日は急な仕事が入ろうが5時には帰れ。いいな?」


「はい!必ず!!ありがとうございます!」




透から明日の出勤の許可を貰うとぺこっと頭を下げて作業場に戻った。

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