愛を知らない一輪の花
「おまえの事を頼まれてる。仕事はないが、、、行くぞ。」
「誰に?何をですか?」
透の言葉に頭を傾げる。
「俺は今からスーツを取りに行く。お前はそこで髪と化粧してもらえ。そういうのもしてくれる店だから。ほら、行くぞ。」
警備をして施錠し、車に歩いていく透に慌てて付いて行った。
「なんかすみません、、、。」
助手席に乗り込み小さくなる。
「いや。こっちこそ勝手に決めて悪いな。予定は無かったか?」
「ありません!!寧ろ助かりました。ホテルとか初めてですから、支店長と一緒なら安心します。」