愛を知らない一輪の花
ゆっくりと話をする筈が、自分を粗末にする彼女に怒りを覚え、脅迫まがに迫り、しまいには抱き潰してしまった。
1度タカが外れてしまえば、彼女にもっと触れたくて、他の男にもこうやってあまい声を聞かせたのかと嫉妬に狂い、自分の腕の中で乱れる姿を目に焼き付けるように求め続けた。
日付が変わり、何時間も経とうともその行為は終わらず、とうとう彼女の意識が途絶えた。
彼女に想いを告げて少しずつ共に歩んでいけたらいいと思っていたのに。
最悪な再会となってしまった。