俺に恋した追っかけ女

「いや、覚えてない。」

「一度だけ、一度だけ会ったことがあります!」

一回会ったくらいで覚えてられるのか??

なんて疑問を抱いて話を聞いていた。

「私が中学3年生の時、駅で
おばあちゃんの荷物を持ってあげてる
高嶺くんを見ました!」

え??それ会ったって言わなくない??


この女は、、、


「私が荷物を持ってあげようと思って
走りよった時に、高嶺くんが現れました!
その優しさに惹かれて、
忘れたことは一度もないです。」

目をキラキラに輝かせて話す
追っかけ女。


「俺は全然記憶にないから。」

「そうですよね...。」

あからさまにショックを受けている

< 10 / 20 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop