俺に恋した追っかけ女
「いや、覚えてない。」
「一度だけ、一度だけ会ったことがあります!」
一回会ったくらいで覚えてられるのか??
なんて疑問を抱いて話を聞いていた。
「私が中学3年生の時、駅で
おばあちゃんの荷物を持ってあげてる
高嶺くんを見ました!」
え??それ会ったって言わなくない??
この女は、、、
「私が荷物を持ってあげようと思って
走りよった時に、高嶺くんが現れました!
その優しさに惹かれて、
忘れたことは一度もないです。」
目をキラキラに輝かせて話す
追っかけ女。
「俺は全然記憶にないから。」
「そうですよね...。」
あからさまにショックを受けている