俺に恋した追っかけ女
「今、追っかけ女って言いましたね?
ショックです。一華って呼んでください!」
「嫌だよ、追っかけ女でいいよ」
ぷーっと頬っぺたを膨らます
姿はちょっとだけ可愛かった。
「なんでこんなに付きまとうんだ??」
欺瞞を投げかけると
「好きな人のそばに居たいからです!!
あ、迷惑でしたか??」
突然目を潤ませて、
「いや、迷惑ではないけど。
ちょっと疑問に思っただけ。
別に好かれるようなことした覚えないし
俺、女はみんな一緒だって思ってるから
好きにはならないと思うよ。」