友達。でも、異性間の友情関係は、本当に友達のままでいれるのか――。
それなりにいい年になってしまった主人公は、結婚に興味もなければ自分が結婚に向いていないこともわかっている。だから、独身を突き進みたい気はするものの、周りはそれを許してくれない。そこで仕方なく結婚に向けて動いてみるものの――
同じように結婚することに諦めていたかつての友達と再会したことで、はじめはお互いが周りの結婚攻撃から逃れるためだった。でも、近づきすぎた二人は、それぞれ知らなかった互いのことを知ることとなる。それは、ただの友達とは違う想いや感情も持つこととなり―――…
友達関係でいたい。でも、触れ合うにはその感情では無理。でも、恋愛になれば知りたくもない感情も持たなくてはならなくて。その葛藤に悩みもがく二人の心情が描かれていて、最後のその先が読みたくなりました。