ただ、戦いで無敗の戦績を上げて喜んでいるだけではない。
戦闘をする上で、その中で起こる犠牲に敵味方関係なく、きちんとわかり、でも、戦わなくてはいけないということから、苦悩しつつも突き進んでいく元帥。
そして、軍人の家に生まれながらも、女児にしか恵まれなかったために男として育てられた主人公。
男装をする女の子の話はたくさんあるのですが、ただそのことを中心に置くのではなく、きちんと戦争がある裏での犠牲と苦悩。そして、自分勝手な思惑の人物たち。
いろいろと奥の深い作品で、読めば読むほどストーリーにひきこまれていきました。