夏椿~太陽の光を浴びて~
「よしっ!食べよう!」


玲の合図で席に着き手を合わせた。


「いただきます。」

「どうぞ召し上がれ~。」


「ん!美味しい!」

「ははっ、よかった!」


誰かと一緒に食卓でご飯を食べるのなんていつぶりだろう。


幸せすぎて夢なんじゃないかと思った。


「…ら…沙羅…沙羅!」


「!!…なに?」


「大丈夫?ごはん足りてる?」


「うん、大丈夫だよ。ありがとう。玲のごはん分けてもらっちゃってごめんね。」


「俺は全然大丈夫。気にすんな。」


「うん、ありがと。」



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