夏椿~太陽の光を浴びて~
パッと目が覚めると俺の腕の中から沙羅がこっちを見ていた。


「あ、ごめん。」

「ううん。なんか、なんて言ったらいいかわからないけど幸せだった。」


「なら良かった…のかな?」

「うん。おはよう。」


「あぁおはよう。ごはんにしようか。」

「うん。」


「沙羅、顔洗ってきちゃいな。俺、準備しておくから。」

「わかった、ありがとう。」


「うん。」


洗面所に向かう沙羅を見送って俺は朝ごはんの準備を始めた。


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