夏椿~太陽の光を浴びて~
トースターに食パンを二枚入れて、焼いている間に目玉焼きを焼いた。


「おいしそう。」


洗面所から戻ってきた沙羅が少し笑って言った。


「もうできるよ。座って待ってて~。」


焼けた食パンとマーガリンを食卓に並べ、目玉焼きとトマトを盛りつけた小皿を出した。


最後に即席のコーンスープを作った。


「はい完成。召し上がれ。」

「いただきます。」


食パンに目玉焼きをのせ、パクッとほおばる沙羅は昨日よりも元気そうに見えた。


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