夏椿~太陽の光を浴びて~
「はい、到着。」


「………。」


「何もしないから入りな。」


「…おじゃまします。」


「はい、どうぞ。」


玲のマンションは外から見たときも大きいと思ったけど、家の中ももちろん広かった。


「沙羅、夜ごはん食べた?」


「食べてない。」


「そっか。じゃあ一緒に食べよう!って言っても今日は野菜炒めの材料しかないけど…いい?」


「もちろん。あのさ…私も手伝う。」


「よし!じゃあ協力して早く作ろう!」


< 9 / 38 >

この作品をシェア

pagetop