お願いドクター、毒よりも愛を囁いて
電気くらい点ければ?とツッコミたくなったけど、それよりも今言われた言葉がショック過ぎて、そんなに太ってないもん…と落ち込んだ。
「あったぞ!」
あーそうかい。
処置台の引き出しの中から湿布を見つけたらしい。
嬉しそうに近寄ってくるドクターを冷めた目線で見遣りながら、この人は外科医だったよねと考えた。
「ちょっと足触るぞ」
その前に電気は?
「痛いけど暴れんなよ」
だから構えさせないでってば。
「……い…ったぁー!」
ぎゅうと押さないで、ぎゅうっと。
「ここか」
「だから痛いって!」
痛みの箇所を判定するかの様に周辺も触る。
ドクターにしては加減してるつもりだろうけど、私は奥歯を噛み締めるほどに痛くて。
「ギブ!ギブです!」
もういいから早く湿布を。
「大袈裟な奴」
呆れ顔で呟き、一番悶絶した所にヒヤリと冷たい湿布が貼られた。
「本当にあんたは時間外の治療ばっかさせるな」
だったら連れて来なければ良かったじゃない。
「……すみません…」
ホントはあんまりそう思ってもないけど。
「あったぞ!」
あーそうかい。
処置台の引き出しの中から湿布を見つけたらしい。
嬉しそうに近寄ってくるドクターを冷めた目線で見遣りながら、この人は外科医だったよねと考えた。
「ちょっと足触るぞ」
その前に電気は?
「痛いけど暴れんなよ」
だから構えさせないでってば。
「……い…ったぁー!」
ぎゅうと押さないで、ぎゅうっと。
「ここか」
「だから痛いって!」
痛みの箇所を判定するかの様に周辺も触る。
ドクターにしては加減してるつもりだろうけど、私は奥歯を噛み締めるほどに痛くて。
「ギブ!ギブです!」
もういいから早く湿布を。
「大袈裟な奴」
呆れ顔で呟き、一番悶絶した所にヒヤリと冷たい湿布が貼られた。
「本当にあんたは時間外の治療ばっかさせるな」
だったら連れて来なければ良かったじゃない。
「……すみません…」
ホントはあんまりそう思ってもないけど。