お願いドクター、毒よりも愛を囁いて
弟ドクター
「土曜日の診療は午前だけなんだが…」
眉間にシワを寄せて睨むドクターの顔を上目遣いに見て肩を竦める。
そんなことは分かってますよと言いたいけど、言えば絶対に怒鳴られるよね。
「すみません。昨夜残業で帰りが夜中だったから…」
早く起きるつもりで目覚まし時計もかけて寝たんだ。
なのに、夜の間に電池が切れてアラームが鳴らず、目覚めると昼の十二時近い時間だった。
連日のツキの無さのせいで、ケータイはまだ買い直しにも行けてない。
いつもならバイブもアラームも連動して、何があっても起きれるようにセットしてるところなのに。
「だったら月曜日に来いよ」
不機嫌マックスなドクターは、呆れつつも白衣を身に付け手を洗う。
どうやら見捨てる訳にもいかないのか、そこは有難いと思った。
「ほら、先ずは昨日縫ったところを見せろ」
手を拭きながらやって来て、四角い台の上に乗せろと言う。
こっちは荒治療をされるんじゃないかと予想し、怯えるように手を置いた。
自分の手にアルコールを吹き付けて揉み込んだ後、包帯を解き始めるドクター。
眉間にシワを寄せて睨むドクターの顔を上目遣いに見て肩を竦める。
そんなことは分かってますよと言いたいけど、言えば絶対に怒鳴られるよね。
「すみません。昨夜残業で帰りが夜中だったから…」
早く起きるつもりで目覚まし時計もかけて寝たんだ。
なのに、夜の間に電池が切れてアラームが鳴らず、目覚めると昼の十二時近い時間だった。
連日のツキの無さのせいで、ケータイはまだ買い直しにも行けてない。
いつもならバイブもアラームも連動して、何があっても起きれるようにセットしてるところなのに。
「だったら月曜日に来いよ」
不機嫌マックスなドクターは、呆れつつも白衣を身に付け手を洗う。
どうやら見捨てる訳にもいかないのか、そこは有難いと思った。
「ほら、先ずは昨日縫ったところを見せろ」
手を拭きながらやって来て、四角い台の上に乗せろと言う。
こっちは荒治療をされるんじゃないかと予想し、怯えるように手を置いた。
自分の手にアルコールを吹き付けて揉み込んだ後、包帯を解き始めるドクター。