黒猫
キーンコーン…


「ん…」


何度目かわからない予鈴の音で目を覚ます。
周りに目をやると誰もいず、ぽつりと一人だった。


「んーと、人がいないって事は今は・・・」


あ、そうだ体育か。ってことはもう5限。

ぎゅるる~~~

そりゃお腹も減るはずだ、昨日の夜からなにも食べてないし。
とにかくご飯だ。

「…授業は、いっか。どーせ出ても出なくてもかわらないし。」

今購買行くのもアレだし、よっちゃんのところ行くことにしよう。
多分あそこなら何かしらあるでしょう。


もう教室には戻ってくる必要もないので鞄を持って席を立った。


向かうはよっちゃんの元…もとい校長室。





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