見えない景色





司さんは18歳の時に失明をした



目を開けても何にも見えないらしく。ずっと目を閉じている




棒を欠かさず持っていて買い物や必要なものは私が買いに行っている



「失礼しますね」



そう言って私は司さんの腰をそっと手を添えて和室に座らす


「ありがとう」



「いえいえ、ご飯準備しますね。ラジオだけつけて起きます」


机に置いてあるラジオのスイッチを押す。これは私のお爺ちゃんが使っていたラジオをですごく古いものだけど司さんは気に入って聞いてくれる。



キッチンに向かいご飯を準備している





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