可愛いくて、愛おしい幼馴染み
「素直になりなよ…りな」
呆れたように呟けば、梓は、オレンジュースを飲み始めた。
「…だって、私がまるで好きみたい」
「え、好きでしょ?」
「好きだよ。…だけど、悔しいんだよね。生意気な子になってしまったし」
ため息をこぼしては、食べ終えたお弁当を片付ける。
「まぁ、りなから告白するのは、ハードルは高いかもね」
「そうなんだよ!」
女好きくんに誰が好きといえますか!
「だけど、そしたら奪われちゃうよ?」
「うーん、何かいい方法ないかな?なんか、どどーんって…」