可愛いくて、愛おしい幼馴染み
えっと…
まさか合うとは思わなくて、視線をツリーへ、逸らすと
「僕はね、欲しいものあるよ…」
いつもより、真面目に言う直斗。
「欲しいもの…?」
直斗をみると、
少し切なそうな表情で
「だけど、たぶん手に入らないかな」
寂しそうに呟いた。
それは、私に言ってるのか、自分へ言っているのか、分からないけど
なんだか、聞いてる方も切なくて…
「だいじょーぶ、直斗ならきっと、手に入るよ」
安心させるように微笑む。