可愛いくて、愛おしい幼馴染み
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「りーな、何で朝迎えに来なかったんだよ?」
クリスマスツリーの件から
の気まづさもあって、
今日の朝は、珍しく
迎えに行かなかったんだ。
「なぁ、聞いてる?」
顔を覗き込んでくるも、
「……」
無視をして、歩き続ける私。
急いで隣を歩いては、
「りーな、りーな」
私の頬を突いてくる、直斗…
それを、軽く睨む。
あーもー、やめんかい!
なんなんだ!
いつもは、一緒に学校行くも
すぐ、女の子の話になったり
ふらふらっと女の子の方へ行ったりするのに!
何で、今日は絡むのが長いのよ。
「ねぇ、僕、何かした?」
さっきの声とは違って、寂しそうな声で聞いきた。
う…
ちょっと可哀想かな。
「…りな」