可愛いくて、愛おしい幼馴染み


「それは、彩乃さんだよ」


と、答えると


「彩乃さん…?」


視線を合わせる直斗。


私の言葉に理解したのか、


拗ねたような、なんとも言えない表情をしている…


その一つ一つが、愛おしいくらい


可愛いくて…



「なに、笑ってんだよ」っと、


私の頬を軽く引っ張る直斗…



その苛ついた姿も可愛いくて…



「すーき…」


思わず、気持ちを伝えていた。




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