可愛いくて、愛おしい幼馴染み

「お前…ドジだな…」

呆れてこちらを見てくる


「しょうがないでしょ?猫舌なんだから」

と言いつつ、ふーふーっと冷ます



「お前ってさ…やっぱ、女の子ぽいよな…りなちゃんの前では、今よりも女の子ぽいし…」



「む…僕は男だよ?」


軽く睨むと


「はいはい、分かってるって。だけどさ、そんなんで、守れるのか?」



と、真剣に見てきる綾斗。


綾斗の言いたいことは、少し想像つく。

綾斗もりなのことが…好きだから。



「今の直斗に、りなを渡したくないんだよな…」


ぼそっと呟いては、ミルクコーヒーを飲み始めている。




「大丈夫、僕がりなを守るから」


真面目に綾斗を見れば




「んじゃさ、約束してよ…」



「約束…?」





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