これから先も君と一緒に



だけど最近、それも楽しいってことが分かって、、、

なにかって?


それは大誠と話せるってこと


なんだけど、、どうしてあたしってば、こんなに大誠のこと考えてるんだろう、、


って思いながらも

平然を装って話しかけるんだ




大誠はあたしと目が合うと笑いかけて来てくれて

最近ではそれが日課になってる




今日もほら、あたしが大誠の方に行って大誠の方見たら目が合って笑ってる

「おはよう、大誠君!」


わざとらしく君付け、それも朝の日課


「おはよ」


「はい、名札」


「ありがとう」


「眠いね、それに誰かさん先に寝落ちしちゃったからなーー」


そう、昨日も先に寝落ちしたのは大誠だった


「ごめん笑
眠すぎてもう、やってられない」


「え、、なにを?」


もしかして、あたしとのメール?

大誠の生活に支障をきたしてるよね

当たり前か




「朝早い駅伝、腹減るし」


「あ、駅伝のこと?そっかー」


内心、すごくホッとしてる


「うん、あ、なに?田辺とのメールがだと思った?ちょっと怖かったんでしょー、もうメールやめよなんて言われたらって思ったら!」


「怖くなんてなかったし!
とにかく、駅伝頑張ってよ?
もうすぐで全国大会でしょ?」


うちの学校は駅伝の強豪校で

市大会からずっと優勝していて、いよいよ全国大会

大誠はその中でもいちばん早くて、大誠がいなかったら、2位だったかもしれない大会もあった



「最近調子悪いんだよなー」


「え、大丈夫なの?
ちゃんと寝なきゃじゃない?
今日は1時間くらいしか、寝てないんじゃない?」


「うん、ほんと、1時間だけ
走ってる時もちょっとめまい起こしたりしてるんだよね」



「それはだめだよ!今日は早く寝て?」


「うん、だな、、ありがとう」


「うん、それじゃあ」


「ん」






大誠との朝の会話

これが幸せってやつ?

、、、、!?!?

え、、ちょっと待てよ

今日は早く寝て?

あたしそんなこと言っちゃったーーー

メール出来ないーーー




でも待って、頭を冷やせ!

メールやめるわけじゃないんだから!

今日は早く寝るだけ!

あたしだってもう寝なきゃヤバいよ



よし、今日だけ我慢


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