気付いて、届いて
○
時間はゆっくりと過ぎていった。
会うたびにキレイになる彼女。
いつも愛しくて、ニヤけてしまうから、焦る。
時間は過ぎると言うより、積もっていくみたいだ。
ちょっとずつ溜っていって、彼女はまた可愛くなる。
そして、俺の愛情も溜っていく。
付き合い初めて、1年をすぎようとしていた。
長いようで短い。
一通りのイベントはあった。
実を言うと、彼女の誕生日、クリスマスは一緒に過ごしていない。怠慢ではない。忙しくてあけられなかったんだ…。
「記念日とか気にしないよ」
いつもの表情で彼女は言った。
怒りも悲しみも伺い知ることができない表情。
しかし、楽しげでもない。
いまだに掴めない感情。
言葉だけに納得するしかなかった。
いや、それは言い訳か。
彼女のこと、全然わからなかった。
会うたびにキレイになる彼女。
いつも愛しくて、ニヤけてしまうから、焦る。
時間は過ぎると言うより、積もっていくみたいだ。
ちょっとずつ溜っていって、彼女はまた可愛くなる。
そして、俺の愛情も溜っていく。
付き合い初めて、1年をすぎようとしていた。
長いようで短い。
一通りのイベントはあった。
実を言うと、彼女の誕生日、クリスマスは一緒に過ごしていない。怠慢ではない。忙しくてあけられなかったんだ…。
「記念日とか気にしないよ」
いつもの表情で彼女は言った。
怒りも悲しみも伺い知ることができない表情。
しかし、楽しげでもない。
いまだに掴めない感情。
言葉だけに納得するしかなかった。
いや、それは言い訳か。
彼女のこと、全然わからなかった。