この恋は、きみの嘘からはじまった。




移動教室の時に、私のクラスを覗いてくれたのは初めて。


私の席は窓際で、3人のやりとりは聞こえなかったけど雰囲気は伝わってきた。




なんだかすごく楽しそうで、それをわけてもらったみたいで嬉しい。





こうゆうのっていいなぁ。






「ほんと良かったね。
また話聞かせてよ」


「うん!」




今度は罪悪感なしに、如月くんとのことを話せる。


如月くんといられるだけで幸せだと思っていたけど、いまのほうがもっと幸せだって感じられる。






それから夢見心地になってる暇はなく、授業が始まっていく。





頭の中は如月くんがいる。


いつものことだけど、いつもと違う気持ちになる。




昼休み、待ち遠しいな……。








< 146 / 438 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop