この恋は、きみの嘘からはじまった。





「これからも一緒にいてよ。
俺、琴乃のこと傷つけたそれ以上で癒して甘やかしてめちゃくちゃ優しくしたいから」




ついにはおでこをコツンとくっつける。


心臓に悪すぎる。




激しい鼓動に、もう息が止まりそう。






如月くんに元々傷つけられていない。


私の意志で一緒にいたんだもん。




でも、如月くんがそこまで言ってくれることは素直に嬉しかった。





これからも一緒にられるって約束。







「うん。
私もそれに応えたい」





十分すぎるほどもらってるから、私は自分の全てでそれに応えたい。


いっぱい返して、与えたい。









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