この恋は、きみの嘘からはじまった。




それを4時間くり返すと昼休み。



「奈々ちゃん、お昼し……」


「桃瀬さん」


「えっ?」




いつも通り奈々ちゃんとお昼を過ごそうとお弁当を持って席を立ち上がると、いつもの日常じゃないことが起こる。


驚いて呼ばれた方を向くと声だけで分かっていたけど信じられなかった如月くんがいた。




「き、きさ……」


「一緒にお弁当食べたいなって呼びにきた」




お弁当って……かわいいなぁ。

と夢見心地になったけど、すぐに我に返る。





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