この恋は、きみの嘘からはじまった。
俺はアイスコーヒー、琴乃はメロンオレを頼んだ。
向かい合って座り、ストローでメロンオレを飲む琴乃にドキッとする。
「ん?」
俺がじっと見ていたからか不思議そうに俺を見た。
だめだな。
琴乃のことが好きすぎる。
「琴乃の小さい頃の写真、すごいかわいかったな」
「それはもういいよー」
「歯が抜けてるのもかわいかった」
「あー!!やめてよもう」
顔を真っ赤にして、それを両手で隠す。
いい反応するよな。
にやけてるのが自分でもわかる。
俺、やばいな。