この恋は、きみの嘘からはじまった。
へぇ、好きな人いるんだ。
それはちょっと燃えるというか、なんというか。
「そんな人を俺のものにするの、楽しそうだな」
「やめろよ。無理だろ」
「俺が付き合ってやるよ」
無理と言われたらしたくなる。
そっちの方が俄然燃える。
「じゃあ賭けるか?1週間以内に付き合って3ヶ月続けば司の言うこと何でも聞いてやるよ」
「夏休みまでか。まぁいいんじゃねぇの」
「秋人はどっちに賭ける?」
「俺はこんなの好きじゃないし、司が痛い目に遭えばいいと思うよ」
「お前なぁ」