この恋は、きみの嘘からはじまった。
私が教室に入るのを待ってるようだから、返事をして手を振って中に入った。
それを確認したら隣の教室に足を進めた。
如月くん、なんか変だな。
笑顔なのに強引な感じ。
新しい如月くんを知れて嬉しい反面、戸惑ってしまう。
それから授業を受けて、昼休みは雨が降ってるから食堂で一緒に過ごした。
午後の授業を受けたらもう放課後。
全ての授業が終了した合図となるチャイムが校内に鳴り響いた。
「桃瀬さん、帰ろう」
チャイムが鳴ってすぐにドアが開かれる。
そこには如月くんがいて、目が合うとまだ席に着いてる私の目の前に来た。