はちゃめちゃ大家族!
キーンコーンカーンコーン……



「今から、2週間後にある校外学習の班を決めるぞ~。男女3人ずつだ!」と、担任。



行き先は京都。
京都といえば抹茶やんな。
でも、私は抹茶が嫌い。


とか、色々考えてると…。


「美希ちゃん!女子は私と桃華ちゃんと美希ちゃんでいいけど……男子どうする?」

「男女3人ずつなんだよね。ちょうど3人のところは……っと。」


……あ。

啓太とばっちり目が合った。

するとすぐこっちへ来た。


「美希たち3人やんな?俺らも3人やし一緒にいい?」

どうする?と、凛ちゃんと桃華に聞くと即答で「いいよ」「もちろん!」と。

「2人がいいなら!」ということでOKした。


「啓太!その2人は……ていうか、来原くんだっけ?どうしたん?さっきから凛ちゃんのこと……」


それを聞いた人達は一斉に来原くんの方を向いた。


あ、もしかして凛ちゃんに一目惚れ?!


凛ちゃんは可愛いからなぁ。


「いっ……いや、みてねぇーし!俺何も知らねぇーし!」


あらあら。重症かな?


凛ちゃんも照れちゃってる可愛い!




少し気まずい空気を壊して、
「長谷部です。よろしく。」

長谷部くんは無口でミステリアス。


顔がかっこいいので一部の女子から人気だ。





「決まった班は、班長と副班長、あとどこ行くかをある程度決めとけよ~。」



「じゃあ、班長と副班長どうする?」

「私班長する!」

私はすぐ答えた。
班長は嫌いじゃない。

「じゃあ、俺が副班長する!」

啓太は私がやるからって。
そんな理由で引き受けちゃっていいんか!!

思わず突っ込みそうになっちゃった。

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