死んだ彼女からの手紙
「……ふぅ」






彼女は一体どういうつもりなんだろうか。仕方ない状況とはいえ、男と女がホテルに入るということは普通の友達じゃありえない。







俺のことを男として見ていないのだろうか?それとも誘っているのだろうか?
なんて事を考えていた。







「まぁ、久実さんに限って後者という事はないよなぁ…」






色々と自問自答した後、バスルームから出た。






「……さすがに俺はマズイよな」





とりあえず服を来て、脱衣所からでた。





「久実さん、上がりましたよ〜」





返事がない。このパターンは……。





「zzz…」





「マジで?」





やはり寝ていた。あれだけ酔っていたのなら当然の事ではある。




とはいえ、同じベットで寝るわけにもいかないので、俺はソファーで寝ることにした。





「おやすみなさい」







ゆっくりと意識が薄れていった。
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