君はこれを運命と言った 。




「ほら、夜斗(ヤト)が怖いせいで逃げてしまったじゃないですか、」






「すまんて!!!」






「うるっせぇな!!!!てめぇら2人ちょっと黙れや」









声は段々と近くなっていき、暗闇に慣れている私の目は 彼らを捉える








「あの、どちら様でしょうか」







こんな時間に此処に居る時点で 何処かの族か、欲求不満 かのどちらかだと思う







「え、この顔みてもわからへん?」






自意識過剰、?






近くで見ると とにかく整った顔をしている人達








「今日は総長おらんからかなー」







総長って事は何処かの族か、






「なぁ、千世(チセ)!教えてええ?」







まるでワンコのような関西弁




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