家政婦になりました。1


目を擦って眠さを醸し出しているこの子は可愛い。


『膝、使っていいよ?』


今日は笑ってばかりだ。


私は周りからクールだの氷の女王なんて呼ばれてた。とってもはずい。


まぁ、それほど無表情なのだ。

でも今日は緩みっぱなし。たまにはいいか。



「ん...」


そう言って私の膝に頭を乗せて眠ってしまった空良君。



「空良様が女性に.....珍しいですね。」


バックミラー越しに驚いた顔をしていた眼鏡の人。


そうなのかな...全然そんな感じはしなかったけどね.....

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