家政婦になりました。1


俺は親父からあの女のしたことを全部聞いた。


それから、朱音が助けてくれたことも。



腸が煮えくりかえそうだ。持っている箸がミシミシと音をたてる。



「朱音さんには感謝している。」


親父が優しそうな、安心した顔で味噌汁を啜る。


そうだな、朱音はすげぇな。


俺も味噌汁を啜り、体に染み渡る感覚を味わっていた。


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