ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐
「朱鳥、突然ごめんね。2人がどうしても会いたいって言うから、無理やりお願いして、連れてきた」

そういう楓摩の顔はどこか嬉しそう。

葉月と柚月は、無菌室のビニールのカーテンまで一目散に走ってきた。

そして、ビニールに空いている手を出す用の穴から、2人とも、一生懸命に手を伸ばしてくる。

「ママっ、て!!て、ぎゅ!!」

「ゆーも!!」

そんな様子が可愛くて、クスッと笑ってから、私は2人の小さな手をキュッと握った。

久しぶりに会えて、とても幸せ。

毎日のように電話してるとはいえ、直接会えないのは結構寂しかった。

だから、久しぶりに2人に会えて、私はとても嬉しかった。
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