ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐
「……グスッ…………な…んで……なんで……」

今までにも、何回も問いかけた質問。

"なんで、私なの?"

その答えは、誰に聞いても、何度聞いても、帰ってこなかった。

そう聞く度に、みんな、辛そうな顔をして、私の事を慰めてくれた。

……でも、私には、納得できなかった。

なんで、また、私なの?

なんで、私ばっかり辛い思いをしないといけないの?

なんで、私は、幸せを奪い取られないといけないの?

なんで……生きれないの…?

何度も何度も頭の中をおなじ質問がグルグル回る。

それと同時に、両目からは大粒の涙も零れてきた。

楓摩は、そんな私の背中をずっと優しくさすってくれていた。
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