ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐
「………これは、貧血出てるね…。だから、一層気持ち悪いんだね……」

俺は、朱鳥の頭を撫でながらそう言う。

「朱鳥、貧血辛そうだから、鉄分の点滴していい?そしたら、少しは良くなると思う。」

朱鳥は小さく頷く。

「ごめんね、少し痛いよ」

点滴を用意して、朱鳥に点滴を打つ

それから、足の下に毛布を入れて、少し足をあげてあげる。

これで、少しは良くなるはず……

「よし、おっけー。」

そう言って、朱鳥の方を見ると、朱鳥はすでに眠りについていた。

でも、顔は苦しそうなまま。

俺は、朱鳥の隣に寝て、朱鳥の手を握ってあげることにした。
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